社会福祉士になるには

 社会福祉士になるためには、社会福祉養成校(大学、短期大学、専門学校、指定養成施設)で所定の科目を履修し、国家試験に合格する必要があります。

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社会福祉士になるために学ぶこと(国家試験受験に必要な科目)

1.人・社会・生活と福祉の理解に関する知識と方法
 学びのポイント
・心身機能と身体構造およびさまざまな疾病や障がいの概要について、人の成長・発達や日常生活との関係を踏まえて理解する。
・心理学理論による人の理解とその技法の基礎について理解する。
・人と社会の関係について理解する。
・現代社会における福祉制度の意義や理念、福祉政策との関係について理解する。
・社会調査の意義と目的および方法の概要について理解する。

科目名
○人体の構造と機能及び疾病
○心理学理論と心理的支援
○社会理論と社会システム
○現代社会と福祉
○社会調査の基礎

2.総合的包括的な相談援助の理念と方法に関する知識と技術
 学びのポイント
・専門職としての高い自覚と倫理の確立や、福祉課題を抱えた人(相談者)の立場に立った活動の実践について理解する。
・相談者への対応や必要となるサービスを提供するための方法とそのあり方(方法等)について理解する。
・相談者の自立を支援するため、地域において相談者自らが適切なサービスを選択することを支援するための方法等について理解する。
・相談者の自立を支援するため、サービスを提供する専門職や地域住民による支援のためのネットワーク作りの方法等について理解する。

科目名
○相談援助の基盤と専門職
○相談援助の理論と方法

3.地域福祉の基盤整備と開発に関する知識と技術
 学びのポイント
・相談者の自立を支援するため、サービスを提供する専門職や地域住民による支援のためのネットワーク作りの方法等について理解する。
・地域社会の中にある福祉課題や要望を把握し、必要なサービスの調整を行ったり、新しいサービスを創出するための方法等について理解する。
・福祉に関する行財政や計画の意義や目的、方法等について理解する。
・福祉サービスに関係する組織や団体の経営や運営管理について理解する。

科目名
○地域福祉の理論と方法
○福祉行財政と福祉計画
○福祉サービスの組織と経営

4.サービスに関する知識
 学びのポイント
・多様な福祉分野について総合的に理解する。
・虐待防止、就労支援、権利擁護、孤立防止、生きがいづくり、健康維持などに必要となるサービスについて理解する。

科目名
○社会保障
○高齢者に対する支援と介護保険制度
○低所得者に対する支援と生活保護制度
○児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
○障碍者に対する支援と障害者自立支援制度
○保健医療サービス
○就労支援サービス
○権利擁護と成年後見制度
○更生保護制度

5.実習・演習
 学びのポイント
・授業の中で、実際の相談援助場面を想定し、相談援助に必要な知識や技術を演習を通して実践的に習得する。
・実際に福祉の現場(福祉施設・病院・サービス事業所など)の中で、相談援助の実習を行うことを通して実践的に相談援助の知識や技術を習得する。

科目名
○相談援助演習(150時間以上)
○相談援助実習指導(90時間以上)
○相談援助実習(180時間以上)


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